就職氷河期世代、奮闘中。

働くおっさん 世に問いたい

どうにか就職できたけど。

大学の1学年上の先輩の年から、就職協定なる物が廃止された。自分が就職活動をする事になった1997年は消費税が3%から5%になり、世間的にはまぁまぁの不況になった。

時代は、橋本内閣だった。

そんな世相の中、大学ではあまり勉強をしてなかった方の自分は、苦戦しながらも6社から内定をいただく事が出来て・・・必死になって卒業し、社会に出る事が出来た。

一度は転職すると思っていた。

新卒でとある事務機器メーカーに入社し、オール飛び込みでシュレッダー等の自社商品を企業に営業する日々に苦戦していた最中、人生で初めてインターネットに触れた。

大学2年の時にWindows95が出たのだけど、世の中が沸き立っているのを横目に、何が起きているのか分かっていないまま社会に出てしまい、言葉は知っていたけども「インターネットって何?」という人間だったペーペーの新入社員にとって、インターネットの世界はあまりにも衝撃的だった。

衝撃的すぎて、その日の晩に血尿が出たくらいだ(マジです)。

営業成績も奮わなかった事もあり、「これから社会基盤になっていくんじゃないか、ライバルが少ないうちにそっちに行った方が良いんじゃないか」という疑問が芽生えた事から、肚は座った。1年で退職し、インターネットのサービスを扱っていた某T社に転職。レンタルサーバーのテレアポ営業に転職したのだ。

以来、23年。

レンタルサーバーのテレアポ営業に始まって、以降一貫してインターネットに関わり続けている。2社目の会社では7年半お世話になり、その末期に出会ったSEO対策に魅せられ、以降はWebマーケティングに特化したキャリアを過ごしている。

3社目の会社ではメンタル毀して自動退職になったり、4社目と5社目は倒産したりもあったけど、6社目からはSEO・広告・アクセス解析を一通り経験し、それからは大きく括って「Webマーケティング」を生業にしている。

酷い目にもあいはしたけど、会社員時代の最後になった職場では、Webに疎い会社をとある媒体のシルバーパートナーに昇格させる礎になる事が出来た。ここで経験した事や社会情勢を鑑み、フリーランスの世界に踏み出して1年が経った。

社会基盤になってはいるけど・・・

「これから社会基盤になるだろう」と感じ、その世界に飛び込んで揉まれに揉まれてきたけど・・・人間にとって「情報のインフラ」になっているけど、テクノロジーが次々投入される分野である事を考えると、まだまだ発展していくと思う。

ここまで発展してくる過程で、やれ全米テロだ、やれリーマンだ、東日本震災だ、コロナだ・・・と、なかなかの波風を浴びながらも、どうにか自分の食い扶持は確保できてる。

同世代の人間は、「ロストジェネレーション」なんて言われるくらい、職に恵まれなかった人も居る中で、どうにか生活できてる事には感謝しかない。

インターネットによって、社会がユートピアになるかも?とすら思った事がある身としては、まだ理想の社会にはなっていない。微力ながら、これからもそんな社会がやってくる様に、戦っていきたい。

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